菓子折り

目次

愛影

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絶対服従のまほう

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今まで書いた小説一覧

きよ子

*マーク性描写あり

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お礼メッセージ

こんばんわん!相変わらず寒い日が続きますね(-。?;)
今年のバレンタインはホワイトバレンタインになりましたねw
皆さんはどんなバレンタインを過ごしたのでしょうかヘ(゚∀゚*)ノ
栞はチョコ大好き人間なので自分用にお買い上げしましたwゴディバのビターをパクリッ


miyoyo様
初メッセージありがとうございます(:;)凄まじく嬉しくて震撼しましたww
愛影は初めと終わりのちょっとの筋道で物語を考えていて、書いている自分でも次の話を考えるのに必死ですw
楽しんで読んで頂けていたことは大変嬉しいです!ものすごおおおおおおおく←w
スローリーな展開いつもの日常が、徐々に変わっていく予定なので今後も見ていただけたら幸いです(iДi)


saro様
メッセージありがとうございます!!皆様のメッセージが本当に励みになり大変嬉しく思っています!( p_q)
キキョウは生きては帰れた?ようですが果たして無事に帰れたのかは後日の話ですwwww
実の息子である拓哉を差し置いて、仕事に熱中してどうやってどこから連れてきたキキョウに熱心な自分の父親を見るのやはり辛いですよね・・・拓哉のそんな一面を見れた場面でした^^*
saro様のメッセージに毎回ニマニマしながら喜んで読んでしまっています(/ω\)今後とも菓子折りをよろしくお願いします!


メッセージ・拍手ありがとうございました!これからも菓子折りをどうぞよろしくお願いします!!ヾ(@^▽^@)ノ


常夏に避寒する栞



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愛影#20

「ぶあくしょん」

あの日海に入ってからなんだか調子がおかしい…風邪引いたかな。

「夏風邪はバカは引かないっていうのにおかしいな」

朝食を綺麗に平らげた拓也がニヤニヤしながら目の前を通り過ぎていった。
なんだかんだで俺とリクの味付けが好みなのかいつも綺麗に平らげてくれるのを俺はさりげなく嬉しかったりした。


「そろそろ行かないと間に合わないね」

皿を全部洗いおえて、俺とリクも学校に向かう準備を始める。

「ハクシュッ…う゛ー」

「大丈夫キョウ?ちょっと熱あるんじゃない?顔赤いし…」

「いや大丈夫だから」

リクの手がスッと俺の額を触ろうと伸びてくるのを払いのける。

気持ち悪い。

風邪かなぁ…夏は暑い当たり前、なのに変な寒気がするのはなんでだろう。
意識が朦朧としてきたのは3時間目ぐらいだった。

「地球は回る?…ハクション」

絶対風邪。
耐え切れなくなり授業の途中で先生に体調不良を訴え保健室に行くことになった。
熱を測ると38度、あぁ体がホコホコしてるよ。

「あら調度よかったわ」

人が熱を出しているのに何が調度よかったのか、保健室のおばさんは隣のカーテンをガバッと開けた。

「げっ」

「ほら、萩原くん起きて」

拓也が寝ていた…。
しかも真っ赤な顔で
「先生ちょっと耳元で叫ばないでゲホゲホ」

「拓也…」

朝までは人の風邪を馬鹿にしていたのに、目の前にいる拓也はいかにも体調が悪そうだった。

「うげっおまえ…てめぇの風邪が移ったじゃねえ…ハクシュッ」

「よかったわ、萩原君家遠いから一人で帰れるか心配だったんだけど二人なら平気ね」

「俺は一人で帰れるし」

ベッドから這い出して、ふらふらしながら千鳥足で廊下に向かう拓也を俺は先生に「大丈夫」と伝えてから追い掛けた。
追い掛けたといっても拓也はすぐそこの昇降口でしゃがみ込んでいたのだが…。

「拓也?」

「ぅー気持ちわりぃ」

いつもの憎らしい表情はそこにはなく、気力0のいかにもそこで吐いてしまいそうな顔をしていた・・・ってまずいよな。
慌てトイレに連れていく。
自分も風邪を引いているのだが、やはり拓也に移したのか彼より幾分体調はいいほうだった。

「マジ最悪厄日かよ」

トイレから出て、帰路にたつとふらふらしながらも拓也は必死に憎まれ口を叩いた。

「大丈夫?」

「…」

今思うと、一緒に住んでいるのに二人きりで会話するなんて初めてだった(もちろん食事で呼びに行くときに喋ったことはある)。
だから変に緊張している自分がいた。
それは、拓也に営業スマイルなどは通用しないからだ。
電車に乗っても終止無言でいた。
拓也は萩原さんの実の息子なのだが全くもって萩原さんに似ている部分がわからなかった。
強いて言えば口元?きっと母似だったのだろう

「う゛…」

電車に乗って安心したのか、いつの間にか俺は寝ていたらしい隣からカエルが潰れたような声が聞こえて跳び起きた。

「げっ大丈夫?」

拓也の真っ青な顔が隣にあった。
そういえば今お腹にくる風邪が流行ってるとニュースで言っていたっけ。
地元の駅に着いてからもなかなか動けずに拓也の顔色を伺いながらゆっくり歩くことにした。
家に着いてからも完全にばてきっている拓也を部屋に運びパジャマに着せ替えてあげた。

「落ち着いた?」

拓也の青白い顔色も家に着いて安心したせいか、やっと普通に戻ってきていた。

「…わりぃ」

ここで普段聞き慣れていない言葉を拓也から聞いて俺は耳を疑った。

「あ、えあ…あぁ」

「なんだよそれ」

今度は俺に拓也が…あの拓也が笑いかけている。
実際には鼻で笑っているけど

「いや別に病気うつしたっぽいねごめん…じゃぁ」

拓也の笑い顔を見て俺も思わず笑い返してしまった。
普段じゃ絶対にありえないことだ、病気って凄い。

そんなことを思いながら退散しようと腰をあげると、見慣れない壁が広がっていることに気がついた。
拓也の看病におわれて見ていなかったが今まで拓也の部屋に入ったことがないのに気づかされた。
机にはいっぱい萩原さんの…いや拓也の父親の写真が飾られていた。

「その笑顔嘘っぱちだろ」

「え…」

下をむくと病人となっている拓也が怖いような悲しいような顔で俺を見ていた…また同じ…あいつと同じ顔だ。

「なぁ俺の父さん…萩原はなんの仕事してんだよ…お前らも関係あるの?」

そうだ拓也は何も知らないんだ。萩原さんの自分の父親の仕事のこと。
いきなり現れた俺たちのことも…何も知らないんだ。

「ふっ…やっぱ言えないか」

自嘲気味に笑う拓也の表情が痛々しく俺はつい背中を向けてしまった。ひょっとして一番可哀相なのは拓也なのかもしれない。

「お前も病人なんだろ戻れよ」

いつもとは違う弱々しい拓也の声を背中に受けながら俺は一言も言うことができず、そのまま部屋に戻ることしかできなかった。

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絶対服従のまほう

3.

ミニスカ美女2人を置いてきぼりにして林が歩き出してしまう。オレがいても意味ないどころか彼女たちをイライラさせるだけ。
現に積極的な手作り弁当の子は悔しそうに髪を弄んでいた。林のこと好きなのかな…。

「林…はやしっ!」
「ん??」
「待ってよ。ねぇ林っ」

胸に消化不良をもう一つ溜めて林の後をヒョコヒョコ追いかけた。
今日は林を見つめて追いかけてばっかで、片想いみたいに切ない。

甘酸っぱい感覚じゃない
苦いにがい味がする

片想いの時に散々味わった懐かしい味

空っぽのお腹が今度は悲痛にクーと鳴いて寂しさを訴える。
恥ずかしい鳴き声を聞きつけた林がオレのお腹をたしなめた。

「また鳴いてる。栗原の腹ってお喋りだね」
「う…朝からぜんぜん食べてないからだって!せっかく作った弁当も忘れちゃうし…お腹だっていつもはこんなに喧しくないのに」
「機嫌悪いんじゃない?」

「うん…そうかも」

よく利用させて貰ってる科学室の前でポツンと告げた。
強く握りしめてたのか、両手のおにぎりは三角から丸に変形しちゃってる。
その2つをヒョイと林が取り上げて

「ごめん。機嫌治して」
「ンッ…」

代わりにキスをくれた。

キスをしたまま強く引かれて教室の中に押し込められる。
耳の後ろで扉の閉まる音を聞いた時には林のベロが口腔に侵入を果たしていた。

金属製の扉に背中を押し付けられて冷たい。でも林の腕に囲われた体があたたかい。

「んぁ…ふっ、ンッ…」
「機嫌は…よくなった?」
「ヤッ、もう少しっ…もうちょっとだけッ」
「ん…いいよ」

舌で上顎をチロチロ責められて腰がゾワッと浮きたつ。
溜まった唾液を吸い上げられる感覚に全身麻痺状態に陥る。

「ん?、ンッ…おちる」
「落ちないよ」
「アッ!やぁ、溺れ…る」

「…いっそ溺れな」

ひどい

オレはもう手遅れなのに
まだそんなこと言うの?

乗しかかる林の体を受け入れたいのに膝が喜びで笑うから役に立ってくれない。しまいには中腰体勢で林の下に潜りこんでいた。
今度は心臓がハァハァうるさい。蹲って林に溺死寸前なオレを、彼は片手ひとつで引き上げてくれた。

「大丈夫?」
「いきなりキス…するから死ぬかと思った」
「栗原の機嫌悪そうだったから」
「だからって!」
「俺もキスしたいって思ったし」

あばばば
林はオレを殺す気だ

イライラがムラムラになって、遂には幸せへ変化した。
ぽーっと奇跡みたいな気持ちで魔法使い林を見上げるオレ。
そんなオレを目元で笑った彼がヨダレの後を手の甲で拭ってくれた。

「なに見てんの」
「林のこと」

コシコシ擦られる唇。

「なんで見てんの」
「格好いいから」
「他には?」
「好きだから」

たわむ目の前の唇。

「もう1回」
「林が一番大好きだから」

弛む二重目蓋。下まつ毛の影を濃くした。

オレは彼のお眼鏡に叶ったのだろうか。
前髪越しにおでこへキスをいただいて、拐われたおにぎりが返ってきた。林の温もりを宿した2つのおにぎりが、オレにはフォアグラにもキャビアにも思える。キュッと握ったおにぎりを抱えて背筋を伸ばした。


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お礼メッセージ


いつも菓子折りをありがとうございます!

先日きよ子はジブリ美術館に行ってきました
ジブリ大好きっ子のきよ子にはまさに楽園、ほんっと楽しかったです!
ショートアニメも可愛かったし、原画とか設定資料がいっぱいでわくわくしました

中でも心底大好きなのは天空の城ラピュタです!!
屋上の石板の前ではムスカっぽく写真を撮り、きよ子大満足です
その後は井の頭公園を散策したり、ホルモン焼き屋さんでがっつり飲んでおりました(^^*)

更新ペースがなかなか上がりませんが、これからもモフモフ妄想頑張ります!


saro様へ

ご心配ありがとうございます!
捻挫はもうすっかり治って元気に歩きまわっています(^^*)
かと思ったら、最近ウイルス性胃炎にかかってダウンしておりました
saro様もどうぞお体にはお気をつけてくださいねっvv

パズー大好ききよ子



先日私はナムコナンジャタウンにいってきましたw
マクロスフェアがやっていてびっくりw食べるの大好きな私は餃子ミュージアムやら
アイスクリームやらで大興奮
でしたw

saro様へ
メッセージありがとうございますwついに先生が小説が動き出したという感じですwスローリーな展開から抜け出る予定ですw

綾瀬はるか似の友達は凄く性格が優しくて皆からも優しいと有名でしたwじゃないと近づけませんwあぁ女神…
可愛くても性格が残念な子は嫌ですね^^
綾瀬はるかといえば、私は大の百夜行好きな私なのですが映画版百夜行はどうなのか気になっている今日この頃ですw
見に行かれた方は是非ご感想を・・・wちなみに雪穂は絶対綾瀬はるか派です!妖艶さがないと雪穂じゃない!身体に魅力がry!と思っていたのですが・・・掘北まきはどう雪穂を演じるのでしょうか・・・キニナルけど見たくないけど見たい・・・(堀北さんファンの方すみません汗)幼少時代もどうなっているのかきになる・・・あわわわ


上のきよ子の体調にビックリしている栞


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愛影#19

「今日の弁当はどうだった」

流しに空になった弁当箱を持っていくとリクが期待にみちあふれる顔で聞いてきた。

「ウインナー可愛かったよ」

「だろ?タコさん可愛いかっただろ好きだと思ってね」

最近リクは髪を結ぶようになった。
髪が長くなったので結んでいるのは当然だが、妙に色気があって少し見ていると照れてしまった。
いつ商売が始まるかわからないから二人共髪を短く切るのは避けていた。

『暑苦しい奴ら』
事情を知らない拓也はそう言ってきたが確かに真夏の七月にこの髪は暑かった。
けどリクも切ることには反対らしい。

『こんな綺麗なのに勿体ないよ』が口癖だった。

そして夜中には萩原さんの相手、毎日そんなこんなで慌ただしく過ぎていきもう高校生になって七ヶ月たった。

だけど一つだけ未だに悩ますことがあった。
やはり先生の存在だ。
時々見せる悲しい表情が心の奥に何故かグサッときた。
今まで俺の顔を見て悲しい表情をする奴なんていなかった。
そのよくわからなさが苛々を掻き立てた。
そのせいか俺が部員と話して笑っている時にその表情を見て思わず解散後教官室を訪ねてしまった。

「ん?どうした」

着替えの途中だった為、先生は上半身裸だった。

「すみません」

思わず赤くなって後ろを向いてしまうと、先生は笑いながら男同士なんだからこっち向いて話せよと言った。

「…」

今は屈託なく笑っている先生にどうして悲しい表情をするのかなんて聞けなかった。

「なんだよ言いにくい事か?」

「いえ…あ、その俺上手くなりましたか?」

「あぁ初心者とは思えない程基礎もしっかり出来てていいよ…本当にやったことなかったんだよな?」

他の部員より約一ヶ月遅く入ったにも関わらず俺はもう面をつけ普通に練習をこないしていた。

「天性ですかね」

「天性ってほど上手くはねーな」

さっきの表情は本当にどこにいったんだろうか、先生の笑顔に思わず自分も笑顔になっていることに気付く。

「今日も海行くのか?」

先生から意外な言葉を聞いてびっくりした。

「海?」

「なんか毎週水曜日は行ってるみたいだから…あ、違ったらごめん」

「…行ってますけど今日は遅いから帰ろうかなって」

先生が水曜日に海を俺が見に行っていることを知っているのも意外だったが先生は帰ろうとする俺を帰らせてはくれなかった。

「今日行ってほしいんだ海に、俺と一緒に」

「え?」

「あと30分もすれば完全に生徒下校するから」

とても断れる雰囲気じゃない空気に俺は黙って頷くしかなかった。
そして自分自身先生のこんな態度に興味があったからだ。
今日で何かわかるのか?
先生の行ったとおり30分もすると学校から生徒の影はなくなっていた。

一応一緒に出るのはまずいから先に海行っくように言われた。
昼間とは違う夜の海に吸い込まれるように波打ち際に立っていた。
絶え間ない静かな波の音に耳を傾ける。
夜の海を見るのは初めてだ…あ、萩原さんに電話をしてない。
ふと時計を見るともう7時を指していたが、そんな心配は二の次だった。
先生のことがどうして気になるのか知りたかった。それが今日わかるのだから。


「待たせて悪かったな」



あの日の先生は、凄く影が薄かった。
俺はそのときやっとぼんやりとなんでこの先生が気になっているかに気が付いた。

先生にはいつも生気を感じなかったんだ。
だが、そんないつもと違う先生の顔を俺はぼんやりと眺める時間などなかった。

気が付くと俺は夜の海に頭だけつかる形で先生に首を絞められていたのだから。

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